これからの日本で求められる「リーダーシップ」の条件とは?
シリーズ:3年後に結果を出すための 最速成長⑪
1.自社、自部署がどこを目指すべきかビジョンを示す。
特に多くの仕事がなくなったり、新たに生まれたりするので、時代の流れ、事業環境の変化、競合企業の動き、人の心の変化などに敏感で、説得力のあるビジョンを説明できる必要があります。
2.ビジョン達成のため、どういうアプローチ、ステップで進むべきかを具体的に示す。
大雑把にあれをやれ、ではなく、どういう判断基準でどうアプローチすべきか、どういう3ステップで進めば成功確率が高くなるのかをきめ細かく示すと、説得力が生まれます。
3.外国人が部下、上司、同僚になっても差別なく、彼らに理解できる仕事の仕方、適切なコミュニケーションをして、自社、自部署の成果を最大限出す。
欧米、アジア諸国に比べて日本人の会社、仕事への意識はどう違うのか、どこが共通で、どこが違和感をもたらすのかをよく理解し、外国人をうまく活かして成果を出せ るのが今後必要なリーダーシップです。
特に、仕事、会社への忠誠心、上司・部下の役割の違い、仕事のスピードと残業へのスタンス、転職への姿勢、仕事とプライベートのバランスなどに関して、日本人以外にも納得され支持される価値観が必要です。
簡単に言えば、プライベートを重視する、残業を当然と考えない、短時間集中型の仕事の仕方を良しとする、会社への忠誠心を日本人ほど要求しない、仕事へのプロ意識 はむしろ日本人より強い、上司に対して躊躇なく意見を言う、自分を評価してくれない場合は迷わず転職する、といったものです。
4.大半を占める男性社員が、部下、上司が女性でも差別なく、女性にも理解できる仕事の仕方、適切なコミュニケーションを取って、自社、自部署の成果を最大限出す。
「女性は弱い」とか「女性は家事、出産、育児があるから男性の補助的仕事しか任せられない」というのは偏見であり、男性中心の価値観を引きずった古い考え方です。 男女の性差、体力差には理解をしつつ、女性の高い能力をいかに引き出し、活かすかがこれからのリーダーシップの鍵になります。
5. 20代~60代の部下、上司を年齡で差別せず、うまくコミュニケーションを取って自社、自部署の成果を最大限出す。
人を年齡、学歴、社歴、出身地などで差別せず、今の役割をどのくらいうまく果たせるかで判断し、活かします。そのためには、こちらのスキルが十分に高く、自分に自信を持っていないと、曇らない目で判断できません。リーダーのいっそうの成長が期待される理由がこれです。
6.これらすべてにわたって、部下のやる気を最大限引き出し、最大の成果を出すチーム作りをする。
ポジティブさ、スムーズなコミュニケーション、お互い助け合うチームスピリットの醸成など、組織リーダーシップを発揮できるかどうかで、リーダーの総合戦闘力が決まります。
A4メモのタイトル例
- リーダーシップをもっと強くするには?
- リーダーシップが強い上司、同僚は誰か、それはどうしてか?
- 女性の部下に、差別なくリーダーシップを発揮するには?
- どういうとき、自分はリーダーシップを発揮しやすいか?
- どういうとき、自分はリーダーシップを発揮しづらいか?
※A4メモ書きは、『ゼロ秒思考』でご紹介しているシンプルな思考整理トレーニング方法です。
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